プラ板キーホルダー作りまとめ
            百均で印刷可能なプラ板を見つけたのをきっかけに、前よりもちょっと本格的にプラ板キーホルダーを作るようになったのですが、その過程であれこれ試行錯誤したりもあったので、せっかくだしということでいろいろまとめてみました。
            主に自分用のメモみたいな感じですが。
            
ところで、仕上げをどうしようかと思って調べていると、アクセサリー向けのプラ板についての記事を多く見かけたのですが、ここでは「創作キャラのキーホルダーを作る!」を目的としたプラ板キーホルダー作りについてまとめてます。
▽もくじ
・作り方
・仕上げ
            ・キャラ数多いけど少しずつしか作らないからアクキーだと高くつく……
            ・自分であれこれ細かい工夫をしてみたい!
            ・プラ板が好きだ!
            
みたいな時に、プラ板キーホルダーはオススメなのかなぁと個人的には思っています。
            逆に、作ろうと思っている絵柄が一つや二つで、なおかつ大量に……みたいな場合は、印刷会社さんにお願いしてアクキーを作ったほうが丈夫で綺麗なものをたくさん作れていいんじゃないかなと思います。
            少数でもかなり低価格で作ってくださる印刷会社さんもありますので、数が少なくても一種類とか二種類だけならアクキーの方がいいのかなぁと。
            
あと、アクキーを注文する前に自分でプラ板キーホルダーを作ってみて、大体どんな感じになるのかなぁというイメージを掴むのにも役立つかも? とか思ってます。
・印刷可能なプラ板
             
            
             フロストプラバン インクジェットプリンタ用 はがき判
             ホワイトプラバン インクジェットプリンタ用 はがき判
            
            百均で見つけて買ってみたのがこの二つ。
            ホワイトとフロスト(半透明)の二種類があるのですが、違いはこんな感じ。
            
             
            
            印刷直後はそうでもないのですが、オーブンで加熱して縮ませると、色の濃さがかなり違います。
            写真のは二つとも同じ絵柄を同じプリンターで同じ設定(ブラザー、高速、普通紙)で印刷したのですが、見ての通りだいぶ違います。
            
ホワイトは、かなり濃ゆくてはっきりとした感じに(コントラストが強い気がする)、フロストは、パソコンで見た色とあまりかわらない(ちょっとだけ濃ゆいかも)感じになりました。
そしてもう一つ、特に重要なポイントなのですが、ホワイトは裏側がまったく透けないのに対して、フロストはかなり綺麗に透けます。
            
            写真撮る前にニス塗ってしまったので別のですが……
            
            こんな感じで、裏面から見ても綺麗です。
            むしろ、印刷面にニスとかを塗って保護することを考えると、反転させた画像を印刷してこちら側を表として扱ったほうがいいかも? と思って試してみました。
            光に照らしてよく見ると、印刷面と違って傷が入りやすく、そのあたりも含めると表側の方が綺麗かなという結論に至ってやっぱりやめましたが……
            加工の仕方によってはありかもです。
            
            また、絵柄は透けますが、周りの白い部分はそのままで透明になったりはしないようです。
            光に透かしたりいろいろしてみても、あくまで半透明なんだなぁという印象。
            
            ・プリンター
             プラ板の注意書きにもありますが、今回使用しているプラ板はインクジェット専用です。
             また、背面から給紙するタイプが推奨されています。
             私は、さすがに壊れることはないだろうもし万が一壊れてもそろそろ買い換えたかったし……とかいうどうしようもない思考のもと前面給紙トレイのプリンターで印刷してみたら普通に印刷できてそのまま使っていますが、印刷できないこともあるようです。
            
            ・ハサミ、穴あけパンチ
             切ったり、穴を空けたり。
            
            ・オーブントースター
             自宅のオーブントースター(1000W)で作ってます。
            
            ・アルミホイルorキッチンペーパー
             オーブントースターで加熱する際に下に敷きます。
             ここではアルミホイルを使っていますが、キッチンペーパーを使うとプラ板が全くくっつかないらしいです。
             ただし何度も使うとキッチンペーパーが焦げたりするそうなので、その点は気をつける必要があるみたいです。
            
            ・辞書とか分厚い本など
             加熱したプラ板を平らにするのに使います。
             自分は辞書を三冊(下に一冊、上に二冊)使っていますが、とりあえず重くて平らで熱に耐性があれば割となんでもよさそう?
            
・ストラップとかのパーツ
             カニカン付き ストラップ シルバー
             カニカン付き携帯ストラップ ブラック紐×シルバーカニカン
             丸カン シングル 5mm シルバー 銀
            
            キーホルダーにする際に使うパーツです。
            丸カンは使いこなすのが難しそうで諦めましたが……
            
            カニカン付きのストラップは割と付けやすいのですが、穴あけパンチで穴を空けた部分の外側の幅が広すぎると、最悪はまらないこともあります。
            一度それでだいぶ苦戦しました、一応なんとかなりましたが……
            
            手軽さで言うと、そのあたりで苦戦することのないボールチェーンもいいんじゃないかなと思います。
            手書きでプラ板を作っていたときはボールチェーンを使っていたのですが、飾るだけなら特に困ることもないですし。
            
            ・ニス、トップコート、レジンなど
             このあたりはなくても大丈夫ですが、あると仕上がりがより綺麗になったり、印刷面がはがれにくくなったりします。
            
            ・創作キャラのイラストと作りたいという意思
             これがないとどうしようもない。
            
加熱して縮ませるまでの工程については、ほとんどプラ板の袋に載っている説明通りなのでざっくりと。
            まず、キーホルダーにしたい絵をはがきサイズに編集します。
            かなり縮むため、いっぱいいっぱいに描いてもだいぶ小さくなるので、できるだけはがきサイズの全面を使うように(ただし穴を空ける部分の空白は確保しておく)したほうがいいです。
            新たに描く場合は、初めからはがきサイズの縦横比を意識して描くと無駄なく使えるかも。
            
            画像ができたら印刷、その際の設定は高速、普通紙、あたりがおすすめです。
            それでも色が濃ゆい場合は、イラスト自体の色を薄めにしておくといい感じになるのではないかと。
            また、高速設定だとあまり綺麗に印刷されなかったりもしますが、縮むのでそう気にしなくても大丈夫です。多分。
            
            印刷したら穴を空けて周りを切って、オーブントースターで加熱して取り出して、本ではさんで平らにします。
            加熱するとプラ板がかなりぐねぐねと歪んで本当に大丈夫なのかと心配になりそうですが、ちゃんとある程度平らな状態に戻るので、慌てずに落ち着いて見守るといいんじゃないかなと思います(手書きで作ってた頃に一回それで失敗しました……)
            
ただ、形によっては変な方向に歪んでそのまま戻らないこともあるようです。
             
            
            足の部分がいつまで経っても戻らず、このままだとアルミホイルにくっつくと思って慌てて取り出しましたが、案の定アルミホイルに軽くくっついており、平らにしようとしても足の部分はこのままでした……
            細かいパーツが多いと多分こういうことも起きやすいと思うので、以降できるだけ丸っこくを意識して切っています。
            
            
            こんな感じで、細かいパーツを形通りに切るのはやめました。
            
            ぐねぐねが落ち着いてきたところで取り出して、辞書と辞書の間に挟んで平らにします。
            その際自分は、辞書の上にあらかじめ二つ折りにしておいたコピー用紙を開いた状態で置いて、その上にプラ板を置き、プラ板をはさむようにコピー用紙を折って、残りの二冊の辞書をべしべしと重ねて、上からぎゅーっと押さえつけるような、そんな感じでやってます。
            
            クッキングペーパーがオススメされたりもしてますが、一応コピー用紙でもこんな感じで全くくっつかずに作ることができてます。
            少し待って平らになったところで取り出すと、なんだか割とそれっぽくなってきていてテンション上がります。
            
このままストラップやボールチェーンなどをつけてもいい感じなのですが、ニスやトップコートを印刷面に塗っておくと印刷がはがれにくくなったり。
            手軽なのはトップコートですが、ニスの方が綺麗に仕上がっているように思います。
            ただ、ニスを早く試してみたくて印刷→加熱→仕上げの作業をあまり時間を空けずにやってしまったところ、インクがにじんでしまったのでその点は注意が必要。
            
            
            髪の部分のインクがぶわわっという感じに……
            
また、今回はとりあえずニス塗ったらどうなるのか試してみよう、ぐらいの気持ちだったので百均でニスを買ってきましたが、微妙な仕上がりになったのでちゃんとしたのを使ったほうがよさそうです。
 
    